はじめまして、院長の宮本多佳子です。
私は13歳のとき、小児矯正の治療を受けました。もともと歯が大きく、口元が突出し(いわゆる”出っ歯”)、歯並びが悪い――それが私のコンプレックスでした。
約3年間の治療が終わり、矯正の装置をはずしたとき、驚きました。口元の突出感がなくなると、まるで顔の印象が変わるのです。とくに横顔は鼻の形が整い、高さまで高くなったように感じられ、劣等感は消えてゆきました。
口元や歯並びに自信が持てるようになると、思い切り笑えるようになり、何事にも積極的に取り組めるようになりました。こうして”歯の生え方が、人生を変える”と確信したとき、私の「将来の夢」は決まっていました。つまり、矯正をメインに行う歯科医師になり、同じ悩みを持つ方々に”元気”を届けようというわけです。
もちろん、矯正は”見た目”のためだけにおこなう治療ではありません。噛み合わせが正しくなり肩こりが改善したとか、噛めるようになって体調がよくなったとか、歯磨きがしやすくなり、虫歯や歯周病を防ぎ、歯が長持ちするとか…。さらに高齢になっても歯がたくさん残っている人は、歯を失った人より認知症になる確率が低いことも分かっています。永久歯が適切な広さの顎に正しい噛み合わせで、美しく生えそろうように導く「小児矯正」は、生涯の健康のモトと言っても過言ではありません。