乳歯の役目
こんにちは。院長の宮本です。
今回は乳歯について考えてみましょう。
皆さま、いきなりですが、ここで問題です。
乳歯の役割って、いったいなんだと思いますか?
実は、乳歯には、3つの大きな役割があります。
1・噛む事 当たり前ですが、しっかり噛む事で唾液も出るし、消化吸収がきちんとされるし、顎の成長も促されます。
2・発音 多くの言葉を覚えていく時期に歯がきれいにある事で正しい発音ができる
3・永久歯が生えられるよう場所を確保する
これは、乳歯特有の役割です。
例えば、まだ永久歯が生え変わる準備ができていないのに、乳歯がなくなってしまったらどうなるでしょうか?
残念ながら、乳歯がなくなるとその場所は他の歯が占領してしまいます。
大人でも、一つ歯が無くなると、その場所はいつまでも残っていないですよね。
隣の歯が寄ってきてしまいます。
乳歯も同じです。
他にも、子供の時の歯、いずれ生え変わるから虫歯になってもいいか…とか、
そう思う気持ちも、まぁわからなくはありません。
でも、乳歯が酷い虫歯になると、その根っこの下にある永久歯が色が変わってしまうなどの影響が出ることもあるのです。
もし、新しい永久歯が、生えてきた時から、茶色い色が着いていたらどうでしょうか?
そんなの嫌ですよね。ですから、乳歯の虫歯といってけっして侮ってはいけないのです。